生米が一番嫌うのは「湿気」。
湿気を生米が吸ってしまうとお米が変質してしまい、炊飯時にお米本来のふっくら感が失われた状態で、炊けてしまいます。

桐は旧来から箪笥に使われるように吸湿機能をもち、内部に余分な湿気を入れません。また、材質が軟らかいため湿気を吸った桐が若干伸びるためピッタリと密閉性を保つ事も「桐」が米びつにいかに適しているかがわかります。

桐の米びつはほとんどが蓋付き箱形の単純設計。
食事の支度をしている主婦の方に米びつに欲しい便利な機能とは？と聞いた所、「計量されたお米がすぐに用意できる」が一番多いご意見でした。
そこで、松田桐箱ではその機能を木工技術を駆使して開発しました。

計量機能で用意できるお米はもちろん一合。
一度お米を米びつに入れれば、お米がなくなるまで蓋を開けずに計量できるので、この米びつ本来の有効機能である「密閉性」は使い切るまで維持されます。

通常の桐箱の接着には業務用の木工ボンドを、塗料には専用の塗料を使います。もちろん、この２つを使用しても食品衛生上は全く問題ないのですが、松田桐箱ではここにもこだわりました。

また、制作はほとんどを手作業で行い職人が心を込めて制作しております。一つ一つ丁寧に製品に誤差がないか、不良がないかチェックを重ねて作り上げた製品をお客様にお届けします。